歯周病治療

こんな症状は歯周病?

朝起きたときに口内が粘つく、歯磨きの際に出血するといったお悩みはありませんか?その症状、もしかしたら歯周病かもしれません。歯周病は自覚症状が殆どないままにどんどん進行していく病です。症状として表れる頃には、かなり進行してしまっているでしょう。25歳の85%が歯周病だというデータもあります。思い当たる症状がある方もない方も、将来のためにぜひ一度ご来院ください。放っておくと、40代、50代で歯を失うことになりかねません。

治療法

【軽度歯周炎】 【軽度歯周炎】

歯磨き時にブラッシングで出血するのは、歯ぐきに炎症が起きているからです。歯ぐきの腫れは、歯と歯ぐきの間の溝を深くし、歯周ポケットができる原因となります。放っておくと、ポケット内に歯石やプラーク(歯垢)が溜まってますます歯周病が進むので、これを防ぐためにスケーリングを行います。歯の表面にこびりついた歯石は、通常のブラッシングでは落ちないので、専用のスケーラーという機器を使います。
【中等度歯周炎】 【中等度歯周炎】

歯周病も中等度まで進行すると、歯ぐきの炎症による歯と歯ぐきの剥離がさらに進み、口臭がひどくなります。また、歯を支えている歯槽骨が溶けてくるため、歯もだんだんぐらつき始めます。こうした中等度歯周炎に有効なのが、ルートプレーニングという治療法です。キュレットという専用器具で、歯周ポケット内部に溜まった歯石やプラーク(歯垢)を奥から掻き出した後、歯の表面をなめらかにする処置を行い、プラークが再度付着しないように予防します。
【重度歯周炎】 【重度歯周炎】

重度の歯周炎になると、歯槽骨はいよいよ溶かされ、歯ぐきが下がり、歯のぐらつきも深刻な状態になります。膿が出て口臭も悪化する、いわゆる「歯槽膿漏」です。放っておくと歯槽骨の溶解が進み、歯を失うことにもなりかねません。重度の歯周炎では、歯ぐきを切開する外科的処置であるフラップ手術を行います。歯周ポケットの奥深くに残っているプラークや歯石を一掃し、感染した歯室などを取り除くのです。

歯周病対策

歯周病対策 毎日の歯磨きが歯周病対策の基本であるのは言うまでもないことですが、自力ではどうしても完全に取り除けないプラークがだんだん蓄積されてしまいます。そのため、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使って行うPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)が必 要なのです。また、定期検診を積極的に受けることも歯を健康に保つためには欠かせません。

インプラント治療

インプラント治療とは?

インプラント治療とは? 健康な歯は、その歯根が歯を支える歯周組織に守られています。これまで、なんらかの原因により歯(歯根)が抜けてしまった場合、従来では、ブリッジや義歯(入れ歯)などが治療の主流でした。
しかし昨今、人工歯根を埋めて、その上に義歯をかぶせる先進技術“インプラント治療”の普及により、より健康な歯の機能と美しさを復元できる治療が注目されるようになりました。

インプラントのメリット

インプラントのメリット インプラントは、入れ歯やブリッジと違って顎の骨にしっかりと固定されているので、自分の歯のようにかみしめることができ、周囲の歯に負担をかけることもありません。また、見た目もとても自然で、十分なメンテナンスをすれば、長期間にわたり使用し続けることができます。

治療の流れ

お口の中の精査
お口の中の精査

口腔内の診察、レントゲン撮影、CT撮影などで、インプラント治療が適しているかどうかを精査します。

治療計画
治療計画

何本のインプラントの埋入が必要であるか?費用はいくら位か?など、ご説明をしながら患者様と治療計画を詰めていきます。

埋入手術
埋入手術

チタン製のインプラント体の埋入手術を行います。手術時間は15~30分程度です。

仮歯
仮歯

埋め込んだ人工歯根が骨と一体になるまで、ゆっくり時間をかけて待ちます。
この間は、個人差がありますが、約3~6ヶ月です。

アバットメント連結
アバットメント連結

顎の骨と人工歯根が一体になった所で、その上に被せるための連結(アバットメント)をつなげます。

人口歯
人工歯

歯肉がもりあがってきたら、歯型をとり、セラミックの被せ物を作り、インプラントに装着して完了です。

定期メンテナンス
定期メンテナンス

インプラント装着後は、定期的にメンテナンスに通っていただきます。インプラント治療は、治療後のメンテナンスが非常に重要となります。最初の1年間は、3~4ヶ月に一度ご来院いただき、2年目以降は、1年に1回程度の来院が必要です。